能を観に行きました
先週末のことになりますが、2月28日(日)、京都観世会館で「京都観世会二月例会」を観てきました。普段京都に勤めてはいるものの、休みの日に京都に行くことはあまりないので、ちょっとした京都観光です。
予習が足りないまま臨んだのですが、1つ目の「忠度」は、前半に出てきた和歌「行き暮れて木の下蔭を宿とせば花や今宵の主ならまし」が最後に出てきたところでぞくぞくっときました。3つ目の「船弁慶」は大変わかりやすいストーリーで、弁慶が怨霊を退けるあたりは夫が「アクションものだったのか」と後々に感想を漏らすくらい激しい立ち回り(?)でした。静御前KY……なんて思ってしまったのは内緒です。
では2つ目は?というと、食事休憩のために外に出てしまったのでした……せっかくの機会なのにすみません。さすがに3つ連続で能を見るには修行が足りませんでした。
狂言「柑子俵」は一度見たことがあるのですが、子方の野村信朗さんが大きくなっていたように見えて、俵を背負う野村小三郎さんが大変そうだなぁ、と思ってしまいました。東京で見た時よりも素直に笑っているお客さんが多かったような気がしました。
「忠度」でアイを務めた狂言師の野口隆行さんのブログでも、今回のことが書かれています。
この後、狂言はともかく能のことを知らなさすぎると反省して、こんな本を買いました。
- 作者: 石井倫子
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川学芸出版
- 発売日: 2009/02/10
- メディア: 単行本
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主要な曲の解説のほか、面や囃子などなど、その名の通り基礎知識がたくさん。次は4月頭に大阪で観る予定なので、それまでちょっとでも勉強しておこうと思います。